セブン-イレブン、廃食用油を活用したSAF導入推進へ
2025年1月15日にセブン＆アイ・ホールディングスは、廃食用油を活用した持続可能な航空燃料（SAF）導入に向けた新たな取り組みを発表しました。
概要
セブン-イレブンは、家庭や飲食店から回収した廃食用油を加工し、SAFを調達・販売するサプライチェーンを構築するプロジェクトを開始します。このプロジェクトは、環境省の「グリーンファイナンス事業費補助金」を活用して実施されます。
背景
航空業界では、温室効果ガスの排出削減が大きな課題となっています。SAFは化石燃料由来のジェット燃料に代わる低炭素燃料で、航空機のCO2排出量を削減する効果が期待されています。
セブン-イレブンの役割
セブン-イレブンは全国に約2万店を展開しており、廃食用油を安定的に回収できます。回収した廃食用油は、提携企業が加工してSAFを製造します。セブン-イレブンは、流通網を活用してSAFを航空会社に販売します。
サプライチェーンの構築
セブン-イレブンは、廃食用油の回収、加工、販売までをワンストップで行うサプライチェーンを構築します。これにより、廃食用油の効率的な活用とSAFの安定供給を実現します。
期待される効果
このプロジェクトが成功すれば、以下のような効果が期待できます。
- 航空業界のCO2排出量削減
- 家庭や飲食店からの廃食用油のリサイクル促進
- 地域の循環型社会形成の推進
関連情報
- グリーンファイナンス事業費補助金：環境省の補助金制度で、環境保全に資するプロジェクトを支援しています。
- 持続可能な航空燃料（SAF）：航空機用燃料として化石燃料に代わる低炭素燃料です。バイオマスや廃棄物から製造されます。
セブン-イレブンのこの取り組みは、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となります。廃食用油を有効活用することで、環境負荷の低減と資源循環の促進が期待されます。
家庭系廃食用油を活用したSAF導入推進に向けたサプライチェーン構築事業実施について
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