無人ヘリコプター「K-RACER」が防災訓練で大活躍
2025年1月14日、川崎重工は、無人ヘリコプター「K-RACER」が南海トラフ巨大地震を想定した防災訓練「南海レスキュー2024」に参加したと発表しました。この訓練では、無人のヘリコプターによる「物資輸送」の実証が行われ、成功を収めました。
「K-RACER」とは
「K-RACER」は、川崎重工が開発した無人ヘリコプターです。遠隔操作や自動航行が可能で、危険な環境下でも安全かつ効率的に物資を輸送することができます。
南海レスキュー2024訓練
南海レスキュー2024訓練は、南海トラフ沿いで巨大地震が発生した場合を想定した大規模な防災訓練です。訓練では、K-RACERが、和歌山県の串本町から田辺市へ、食料や医薬品などの物資を運搬しました。
無人物資輸送の成功
K-RACERは、事前に計画されたルートに従って自律的に飛行し、指定された地点に正確に着陸しました。物資は自動的に下ろされ、人の手を介することなく輸送が完了しました。この実証は、無人ヘリコプターが災害時の物資輸送に有効であることを示しています。
災害時の活用が期待
K-RACERのような無人ヘリコプターは、災害時には極めて有用です。人が立ち入ることが困難な危険地域でも、物資を迅速かつ安全に届けることができます。また、大規模な災害が発生した場合、人手が不足することが予想されますが、無人ヘリコプターであれば、人的支援に頼らず物資輸送を行うことができます。
川崎重工は今後、「K-RACER」のさらなる開発と実用化を進め、災害時の物資輸送における無人ヘリコプターの役割を強化していく方針です。
無人ヘリコプター「K-RACER」 南海トラフ巨大地震を想定した訓練「南海レスキュー2024」に参加 ～人の手を介さない「無人物資輸送」の実証に成功～
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