新潟県、新潟県工業技術総合研究所内でアスベストが確認されました

新潟県工業技術総合研究所でアスベスト確認

2025年1月14日、新潟県が新潟県工業技術総合研究所の敷地内でアスベストが確認されたことを発表しました。

アスベストの確認理由と場所

アスベストの確認は、研究所内の建物の解体工事に伴う調査中に実施されました。アスベストは、建物の外壁に使用されていたスレート瓦から検出されました。

アスベストの種類と健康被害

確認されたアスベストは、「クリソタイル」と呼ばれる種類で、吸い込むと肺がんや中皮腫などの重大な健康被害を引き起こす可能性があります。

対応策

県はアスベストの飛散を防ぐため、周辺道路の交通規制や、国立研究開発法人産業技術総合研究所の協力による専門家の派遣など、迅速な対応をとっています。

また、建物の解体作業を一時的に中断し、関連施設からもアスベストの有無について調査を行っています。

今後の予定

県は、専門家による調査結果を踏まえて、対策を検討しています。今後、アスベストの除去作業や、周辺住民への健康調査などが必要になる可能性があります。

関連情報

アスベストとは？ アスベストは、天然に産出する鉱物繊維で、耐熱性や耐摩耗性に優れています。そのため、建築材料や工業製品など幅広く使用されていましたが、健康被害が判明したため、現在は原則使用が禁止されています。
アスベストの健康被害 アスベストを吸い込むと、肺がんや中皮腫、石綿肺などの重大な健康被害を引き起こす可能性があります。特に、中皮腫は発症から死亡までの期間が短いことで知られています。
アスベストの対策 建物などにアスベストが含まれていることが判明した場合、適切な対策が必要です。アスベストの除去や封じ込めを行い、飛散を防ぐことが重要です。