日本取引所グループ、[OSE]ゴム（RSS3号）先物に係る両建早受渡し成立について

日本取引所グループ、ゴム先物で両建早受渡し成立

2025年1月9日（月）7:00

日本取引所グループ（JPX）は、大阪取引所（OSE）のゴム（RSS3号）先物市場において、両建早受渡し取引が成立したと発表しました。

両建早受渡し取引とは、同一商品を同じ条件で買いと同時に売り、市場の変動に左右されず、特定の期間内に現物決済を行う取引のことです。今回の取引では、2025年3月限のゴム先物が両建早受渡しされ、受渡し日は2025年3月5日に設定されました。

この取引は、ゴム先物市場における流動性向上と市場発展への寄与が期待されています。また、JPXは、より効率的かつ透明性の高いゴム市場の構築を目指し、引き続き関連する取り組みを進めていくとしています。

ゴム先物市場の動向

天然ゴムの需要は、自動車産業や医療機器の製造などの幅広い産業で高まっており、先物市場も活況を呈しています。OSEのゴム先物市場は、世界有数の取引量を誇り、国際的なゴム価格の指標となっています。

RSS3号とは、タイ産の天然ゴムの規格の1つで、世界で最も取引されているグレードです。OSEでは、RSS3号先物が2014年から取引されており、安定したデリバリー実績があります。

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