京都市、応急手当の普及推進に向けた制度を導入
京都市消防局は2025年1月9日、応急手当普及の促進を目的とした「応急手当普及推進事業所制度」を公開しました。
制度の概要
この制度は、市内事業所や団体を対象としたもので、以下の内容を実施する事業所を認定しています。
- 応急手当に関する講習会の開催
- AEDや止血帯などの応急手当資機材の備置
- 従業員への応急手当を義務付ける就業規則の策定
- 応急手当に関する掲示や啓発活動の実施
認定基準
認定を受けるには、以下の基準を満たす必要があります。
- 従業員数5名以上
- 応急手当普及に関する講習会を年間3回以上開催
- AEDや止血帯などの応急手当資機材を常備
- 従業員への応急手当を義務付ける就業規則の策定
- 応急手当に関する掲示や啓発活動を定期的に実施
認定のメリット
認定を受けた事業所には、以下のメリットがあります。
- 消防局による応急手当講習会の優先受講
- 応急手当資機材の購入補助金
- 認定証やステッカーの交付
- 消防局からの応急手当に関する情報提供や支援
関連情報
この制度は、近年増加している心肺停止やけがへの対応力を強化することを目的としています。
京都市消防局では、応急手当の普及啓発に力を入れており、市民向け講習会の開催や救急救命士による巡回指導などを行っています。
また、AEDの設置促進にも努めており、公共施設や商業施設への設置を呼び掛けています。
まとめ
京都市消防局の「応急手当普及推進事業所制度」は、市内事業所や団体における応急手当の普及を促進し、市民の安全安心に貢献することを目指しています。
応急手当普及推進事業所制度
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