沖縄島北部の世界自然遺産地域でネコの収容と譲渡
沖縄県は2025年1月8日、世界自然遺産に登録されている沖縄島北部のネコに関する情報を公開しました。
背景
沖縄島北部は豊かな自然と生物多様性が特徴ですが、最近、野良ネコが増加しています。野良ネコは在来種の捕食や、糞尿による環境汚染を引き起こしています。
収容と譲渡
沖縄県は、野良ネコの増加に対処するために、2024年3月から収容と譲渡プログラムを実施しています。このプログラムでは、世界自然遺産地域で捕獲されたネコを収容し、譲渡可能なネコを適切な新しい飼い主に譲渡しています。
収容情報
現在、沖縄島北部の以下の施設でネコの収容を行っています。
- 大宜味村動物管理センター
- 今帰仁村動物管理センター
- 国頭村動物管理センター
譲渡情報
譲渡可能なネコは、上記の収容施設でご覧いただけます。譲渡希望者は、以下の要件を満たしている必要があります。
- 沖縄県内に住所があること
- 猫を飼うのに適した環境を持っていること
- 去勢・避妊手術に同意すること
- 定期的なワクチン接種に同意すること
- 猫の終生飼養に同意すること
関連情報
- 野良ネコは、在来種のリュウキュウヤマネコの捕食者となる可能性があります。
- 野良ネコの糞尿は、水質汚染や土壌汚染を引き起こす可能性があります。
- 野良ネコの増加は、観光業や地域経済に悪影響を及ぼす可能性があります。
問合せおよび追加情報
沖縄島北部ネコ収容・譲渡プログラムに関するお問い合わせや追加情報は、沖縄県環境省自然保護課までご連絡ください。
この取り組みを通じて、沖縄県は世界自然遺産の豊かな自然環境を保護し、同時にネコの福祉を確保することを目指しています。
世界自然遺産登録地の沖縄島北部におけるネコの収容情報及び譲渡等について
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