香港向け家きん製品の輸出再開：宮城、北海道、岐阜
農林水産省は2025年1月6日、香港向けの家きん由来製品の輸出を再開したと発表しました。再開対象となるのは、宮城県、北海道、岐阜県の計3県です。
再開の背景
2022年11月、香港で高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されました。これを受け、香港は日本からの家きん製品の輸入を停止していました。
対応策
日本政府は、高病原性鳥インフルエンザの拡散防止に向けて、感染防止策の強化やモニタリングの徹底などの措置を講じました。また、香港当局と緊密に連携し、再開に向けた要請を行ってきました。
再開の再開要件
香港当局は、日本からの家きん製品の輸出を再開する条件として、以下を課しました。
- 家きんが、高病原性鳥インフルエンザの清浄地域で飼育されていること
- 輸出前に家きんに抗体検査を実施し、陰性であることを確認すること
対象地域と施設
今回、輸出再開が認められたのは、以下の地域と施設です。
- 宮城県
- 株式会社エッグワンジャパン（白石市）
- 株式会社イノアック 三本木工場（柴田郡三本木町）
- 北海道
- 株式会社マルワ農場（夕張市）
- 株式会社マルワ神経質工業（夕張市）
- 岐阜県
- 株式会社イノアック 岐阜工場（岐阜市）
今後の見通し
農林水産省は、今後も香港当局と緊密に連携し、他の地域への輸出再開に向けて取り組んでいくとしています。
関連情報
- 農林水産省による報道発表：https://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/keiei/230106.html
香港向け家きん由来製品の輸出再開について（宮城県、北海道及び岐阜県）
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