千葉県、高齢者虐待への対応状況を発表
公開日: 2024年12月27日 05:00
千葉県は、『令和5年度における県内の高齢者虐待の対応状況について』を発表しました。
虐待件数の推移
2023年度に千葉県で受理された高齢者虐待の相談件数は、前年度比12.3%増の1,258件でした。相談の内容は、身体的虐待25.6%、心理的虐待36.2%、経済的虐待15.1%、ネグレクト14.5%、性的虐待1.2%、無視・放任6.5%と多岐にわたりました。
主な加害者
加害者は、60歳以上の高齢者が58.5%と最も多く、次いで50~59歳が20.2%、40~49歳が10.6%でした。また、加害者の半数以上が被害者と同居していました。
対応状況
千葉県では、高齢者虐待の相談窓口で対応するとともに、県内26カ所の支援センターで相談や支援を行っています。
相談窓口
- 千葉県高齢虐待相談支援センター(電話番号: 0120-07-6162)
- 各市町村の地域包括支援センター
支援センター
- 身体的虐待やネグレクトなど、重度な虐待に対しては、警察や医療機関と連携して保護や処遇を行います。
- 心理的虐待や経済的虐待など、軽度な虐待に対しては、相談や生活支援を行います。
予防対策
千葉県では、虐待の予防対策として、次のような取り組みを行っています。
- 高齢者への虐待に関する啓発活動
- 高齢者や家族への支援やケアマネジメント
- 介護従事者への研修
今後の課題
千葉県では、引き続き虐待の早期発見や適切な対応を行うとともに、虐待の予防対策を強化していくとしています。
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