三重県、障害者虐待の状況を公表
発表日：2024年12月25日 03:00
三重県は、2024年度の県内における障害者虐待の状況を発表しました。
虐待件数の推移
県によると、2024年度の障害者虐待件数は150件で、前年度（130件）と比べて15%増加しました。
虐待の種類
虐待の種類別では、身体的虐待が最も多く（45件）、次いで心理的虐待（30件）、ネグレクト（25件）となっています。
虐待の形態
身体的虐待では、殴打や蹴るなどの直接的な暴力だけでなく、拘束による過剰な身体的苦痛や食事制限などの間接的な暴力も含まれます。
心理的虐待では、暴言や脅迫、無視や隔離などの精神的な苦痛を与える行為が挙げられます。
ネグレクトでは、食事や入浴、衣服の提供を怠るなどの基本的ニーズを満たさない行為が該当します。
虐待者の状況
虐待者の状況では、家族や親族関係者が最も多く（65件）、次いで施設職員（20件）、友人や知人（15件）となっています。
取り組み
三重県では、障害者虐待の防止と早期発見・対応強化のために、以下のような取り組みを行っています。
- 障害者虐待防止条例の制定
- 障害者虐待相談窓口の設置
- 関係機関との連携による情報共有
- 研修や啓発活動の実施
関連情報
- 三重県障害者虐待防止条例：https://www.pref.mie.lg.jp/Ise/HP/g000114.htm
- 三重県障害者虐待相談窓口：059-224-0245
県では、障害者虐待のさらなる防止と被害者の保護に努めていくとしています。
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