福岡県が「令和5年度学校保健統計調査結果（確報）」を発表
福岡県は2024年12月23日、2022年度に実施された「令和5年度学校保健統計調査結果（確報）」を公開しました。
概要
この調査は、県内の小・中・高等学校および特別支援学校の児童生徒の健康状態を把握することを目的として実施されました。調査対象は、全児童生徒約55万人です。
調査結果の主なポイント
- 肥満率：小学校6.8％、中学校11.9％、高校14.7％。いずれも全国平均を上回っています。
- 視力不良率：小学校19.4％、中学校30.6％、高校39.2％。全国平均よりも低い傾向にあります。
- 聴力不良率：小学校0.7％、中学校1.0％、高校1.1％。全国平均と同程度です。
- 脊柱側弯症率：小学校0.6％、中学校2.0％、高校3.2％。全国平均を上回っています。
- 心電図異常率：小学校0.5％、中学校0.8％、高校0.9％。全国平均とほぼ同程度です。
関連情報
肥満率の上昇は、食生活や運動不足などが原因と考えられています。福岡県では、健康的な食事や適度な運動を推進する取り組みを実施しています。
視力不良率の低さは、学校や家庭における視力保護活動の成果と考えられています。福岡県では、定期的な視力検査やメガネの着用を推奨しています。
脊柱側弯症率の上昇は、姿勢の悪さなどが原因と考えられています。福岡県では、正しい姿勢の保持やストレッチの指導を行っています。
今後の対応
福岡県は、調査結果を踏まえ、児童生徒の健康増進に向けた取り組みを強化します。具体的には、肥満予防のための食育指導、視力保護活動の継続、姿勢改善のための指導などが行われます。
県の担当者は、「児童生徒の健康状態を把握し、適切な対策を講じることは、彼らの健やかな成長と発達にとって不可欠です。調査結果を基に、引き続き健康増進に向けて取り組んでいきます」と述べています。
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