金融庁が経営健全化計画の履行状況報告を発表
金融庁が2024年12月20日午前7時に、「経営健全化計画の履行状況報告（令和6年9月期）」を公表しました。
背景
経営健全化計画とは、債務超過に陥った銀行や信用金庫が、財務状態を改善して健全な経営を行うために策定する計画です。金融庁は、経営健全化計画の進捗状況を定期的に監視しています。
報告内容
今回の報告は、2023年9月時点での経営健全化計画の履行状況をまとめたものです。対象となっているのは、17行の銀行と112信金です。
- 経営健全化計画に基づく貸出債権の削減状況: 累計で1兆5,287億円を削減。
- 内部管理体制の強化状況: 17行の銀行すべてが、外部監査機関による業務改善命令を受けて改善に取り組んでいる。
- 業務改善命令の履行状況: 112信金のうち、99信金が履行済。
- 自己資本比率の改善状況: 17行の銀行すべてが、自己資本比率を4％以上に改善。112信金のうち、98信金が4％以上に改善。
関連情報
金融庁は、経営健全化計画の履行状況を「健全化情報開示データベース」で公表しています。このデータベースでは、各金融機関の計画内容、履行状況、提出書類など、詳細な情報を確認できます。
k-hoj.fsa.go.jp/kenzho/index.html
今後の見通し
金融庁は、経営健全化計画の履行状況を今後も厳格に監視し、健全な金融システムの維持に努めていくとしています。
経営健全化計画の履行状況報告（令和６年９月期）について公表しました。
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