神奈川県の産科医療・分娩に関する調査結果を発表
神奈川県は、2024年12月20日08:00に「産科医療及び分娩に関する調査結果」を公開しました。この調査は、2022年4月から12月にかけて県内の医療機関を対象に行われ、産科医療の現状や課題を明らかにすることを目的として実施されました。
調査結果の主なポイント
- 県内の分娩件数は、2022年は約8万件で前年比1.5%増加。
- 県内の産科医療機関数は、2022年時点で111施設で前年比2施設減少。
- 産科医数は、2022年時点で約380人で前年比5人減少。
- 分娩の帝王切開率は、2022年は39.0%で前年比0.8ポイント上昇。
- 県内の妊娠・出産に関する相談件数は、2022年は約1万件で前年比約5%増加。
課題と今後の対策
調査結果からは、産科医の確保・育成や帝王切開率の抑制など、いくつかの課題が浮かび上がりました。
神奈川県はこれらの課題に対処するため、以下の対策を検討しています。
- 産科医の確保・育成：産科後期研修プログラムの充実や、産科医の復職支援。
- 帝王切開率の抑制：助産師主導分娩の推進や、自然分娩を希望する妊婦への支援。
- 妊娠・出産に関する相談体制の強化：妊婦や家族への情報提供や、相談窓口の拡充。
関連情報
- 神奈川県「産科医療及び分娩に関する調査結果について」
- 神奈川県「神奈川県における産科医療の現状と課題」
神奈川県は、これらの対策を通じて、県民に質の高い産科医療を提供し、安心して出産できる環境を整備することを目指しています。
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