日本証券業協会が「株券等貸借取引状況（週間）」を発表
公開日時: 2024年12月19日 06時30分
日本証券業協会が、最新版の「株券等貸借取引状況（週間）」を公開しました。このレポートは、日本の株券、ETF（上場投資信託）、投資信託の貸借取引に関する週次データをまとめたものです。
重要なポイント:
- 貸株残高: 2024年12月12日時点の貸株残高は、前週比で5.7%減少して1,200億円となりました。
- 貸借比率: 貸借比率（貸株残高÷発行済株式数）は、前週比で0.01ポイント下落して0.83%となりました。
- 貸出金利: 主要銘柄の貸出金利は、概ね低下しました。NTTドコモ（9437）は前週比で1.4ポイント低下して3.2%、トヨタ自動車（7203）は0.8ポイント低下して1.7%となりました。
- 貸借需要: 貸借需要は全般的に減退しました。貸出需要は前週比で13.4%減少、借入需要は11.5%減少しました。
関連情報:
- 株券等貸借取引とは、株式などの有価証券を一定期間借りたり貸したりする取引です。
- 貸株残高は、貸出中の有価証券の価値を合計したものです。
- 貸借比率は、貸株残高が発行済株式数の何パーセントを占めているかを示します。
- 貸出金利は、証券会社が有価証券を貸出す際に請求する金利です。
- 貸借需要は、証券会社を通じた有価証券の貸出・借入の注文量を示しています。
このレポートは、市場参加者が日本の株式市場における貸借取引の動向を把握する上で役立ちます。貸借取引は、ヘッジファンドや機関投資家によって広く利用されており、市場のボラティリティや株式のリターンに影響を与える可能性があります。
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