住友化学、ブラジルのアルミ製錬事業から撤退を発表
住友化学は、2024年12月19日、ブラジルにおけるアルミ製錬企業の株式を売却し、アルミ地金事業から撤退すると発表しました。
売却対象
住友化学が売却するのは、ブラジル・パラ州にあるアルミ製錬所を運営するConsórcio de Alumínio do Maranhão（CAL）の全株式です。CALの製錬所は年間約50万トンのアルミ地金を生産しています。
売却先
株式の売却先は、ブラジルの大手金属企業であるCompanhia Brasileira de Alumínio（CBA）です。
売却額
売却額は公表されていませんが、報道によると約10億米ドルとみられています。
撤退の理由
住友化学はこの撤退について、以下を理由に挙げました。
- アルミ市場の競争激化と収益性の低下
- 製錬所が老朽化しており、設備投資が必要
- 同社の成長戦略に沿っておらず、他の事業に集中したい
アルミ地金事業からの撤退
株式売却により、住友化学はアルミ地金事業から完全に撤退することになります。同社はこれまで、ブラジル、日本、フランスでアルミ製錬事業を展開してきました。
関連情報
- 住友化学のプレスリリース：https://www.sumitomo-chem.co.jp/news/detail/2022/12/00630.html
- CBAのプレスリリース（ポルトガル語）：https://ri.cba.com.br/pt/fato-relevante/consorcio-de-aluminio-do-maranhao-cal-cede-100-das-suas-acoes-para-cba
- 日本経済新聞の記事：https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC199MN0Z11C22A2000000/
当社が保有するブラジルにおけるアルミ製錬企業の株式売却ならびに当社アルミ地金事業からの撤退について
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