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日本取引所グループ、[東証]新規上場日の初値決定前の気配運用について:(株)ぽすとめいとホールディングス

東証、新規上場時の「気配運用」について改定

2024年12月18日、日本取引所グループは、東京証券取引所(東証)の新規上場日における「気配運用」の改定を発表しました。

気配運用とは

気配運用は、株式の公開価格が決定するまでの間、売買注文を管理し、価格形成を行う仕組みです。従来、新規上場銘柄は、公開価格決定まで「気配値」という仮の価格で取引されており、この気配値は、売買注文のバランスによって変動していました。

改定内容

改定された気配運用では、以下のような点が変更されます。

  • 気配値の決定方法が変更:従来、気配値は売買注文のバランスによって決定されていましたが、改定後は、あらかじめ設定された「気配値バンド」の範囲内で、需要と供給のバランスに応じて決定されます。
  • 気配値バンドの幅が拡大:気配値バンドの幅が広がり、より広い範囲で気配値が変動するようになります。
  • 公開価格の決定方法が変更:公開価格は、気配値を基準に、市場参加者の注文状況を考慮して決定されるようになります。

改定の狙い

この改定は、以下の狙いがあります。

  • 価格形成の透明性向上:気配値バンドの拡大により、価格形成の透明性が高まり、需要と供給がより適切に反映されます。
  • 市場の安定性強化:公開価格決定前の価格変動を抑え、市場の安定性を向上させます。
  • 取引の効率化:気配値バンドの拡大により、売買注文の執行効率が向上します。

関連情報

この改定は、東証に新規上場する(株)ぽすとめいとホールディングスから2024年12月18日に行われた申請を受けて行われました。同社は、郵便・宅配サービス事業を展開しています。

東証では、市場の健全な発展のために、今後も必要なルールの見直しを進めていくとしています。


[東証]新規上場日の初値決定前の気配運用について:(株)ぽすとめいとホールディングス

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