NISAとジュニアNISAの口座開設・利用状況、2024年12月調査結果
日本証券業協会(JSDA)は、2024年12月18日に『NISA及びジュニアNISA口座開設・利用状況調査結果』を発表しました。この調査では、2024年9月末時点でのNISAとジュニアNISA口座の開設数や利用状況を明らかにしています。
NISA口座(一般NISAとつみたてNISA)の口座開設数は過去最高を更新
調査によると、2024年9月末時点のNISA口座の総開設数は過去最高の3,625万口座に達しました。これは、前年同期比で5.3%増加しています。この増加は主につみたてNISAの口座開設数の伸びによるものです。
つみたてNISA: 3,354万口座(前年同期比:9.3%増) 一般NISA: 271万口座(前年同期比:0.9%減)
ジュニアNISA口座の開設数は微増
一方で、ジュニアNISA口座の総開設数は、2024年9月末時点で1,014万口座と、前年同期比で0.3%微増にとどまりました。ジュニアNISA口座は中学生以下の子供を対象とした口座制度ですが、開設数は横ばいの状況が続いています。
NISAの年間利用枠はほぼ満額活用
NISA口座の利用状況を見ると、年間利用枠(一般NISAとつみたてNISAを合わせて400万円)の平均利用率は93.0%と、ほぼ満額活用されています。特につみたてNISAでは、年間利用枠の平均利用率が95.1%と非常に高い水準となっています。
関連情報
NISA(少額投資非課税制度)
NISAは、一定の金額まで株式や投資信託の売却益や配当金に対して税金がかからない制度です。2024年からは、年間利用枠が400万円に引き上げられました。
ジュニアNISA(ジュニア少額投資非課税制度)
ジュニアNISAは、中学生以下の子供を対象としたNISA制度です。年間利用枠は80万円で、投資益に対する税金は非課税となります。
日本証券業協会(JSDA)
JSDAは、日本の証券会社や投資信託会社を会員とする業界団体です。NISAやジュニアNISAの普及促進活動にも取り組んでいます。
まとめ
NISA口座の開設数は過去最高を更新するなど、個人投資家の投資意欲の高まりがうかがえます。NISA制度の拡充やジュニアNISAの普及促進によって、今後も投資人口の拡大が期待されます。
NISA及びジュニアNISA口座開設・利用状況調査結果について
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