住友化学、中国のポリプロピレンコンパウンド事業を譲渡へ
住友化学は2024年12月18日、中国の珠海と大連にあるポリプロピレンコンパウンド事業2社の株式を譲渡すると発表しました。譲渡先は中国のプラスチック製品メーカーであるBeijing Sanqi New Materials Technology Co., Ltd.（北京三奇新材料科技有限公司）です。
ポリプロピレンコンパウンドとは、ポリプロピレン樹脂に各種添加剤を配合して強度や耐熱性などを向上させた材料です。自動車部品や家電製品などの幅広い用途で使用されています。
住友化学は2021年に短期集中業績改善策の一環として事業再構築を加速することを発表しており、今回の譲渡はその一環です。中国のポリプロピレンコンパウンド事業は収益性改善に向けて重点的に見直されてきましたが、収益性向上の見通しが十分に得られず、事業譲渡に至りました。
譲渡予定の2社は、住友化学の合弁会社であるSM Polypropylene Compounds (Zhuhai) Co., Ltd.とSM Polypropylene Compounds (Dalian) Co., Ltd.です。両社の株式は、2025年1月1日付で譲渡される予定です。譲渡金額は非公開です。
住友化学は、今後も重点事業への経営資源の集中を図り、経営基盤の強化と持続的な成長を目指していくとしています。
関連情報
- 住友化学のプレスリリース（日本語）：https://www.sumitomo-chem.co.jp/news/detail/20241218_1.html
- 住友化学のプレスリリース（英語）：https://www.sumitomo-chem.co.jp/english/news/detail/20241218_1.html
中国ポリプロピレンコンパウンド事業会社2社（珠海、大連）の株式譲渡について
～短期集中業績改善策の一環として事業再構築を加速～
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