鳥取県、学校保健統計調査結果を発表
鳥取県は、2024年12月18日に「令和５年度学校保健統計調査結果」を公開しました。
調査概要
この調査は、学校保健法に基づき、鳥取県の公立小中学校を対象に実施されました。調査期間は2024年5月1日で、全校生徒約5万人が対象となりました。
調査結果
調査結果によると、鳥取県の小中学校生の健康状態は概ね良好であることがわかりました。
肥満
BMI（体格指数）による肥満率は、小学生で14.1%、中学生で10.6%でした。全国平均（小学生19.3%、中学生12.8%）と比較すると、鳥取県の方が肥満率が低くなっています。
視力
未矯正視力1.0未満の割合は、小学生で12.9%、中学生で32.5%でした。全国平均（小学生14.1%、中学生31.5%）とほぼ同等です。
聴力
聴力検査で異常のある割合は、小学生で2.6%、中学生で2.9%でした。全国平均（小学生2.8%、中学生3.0%）とほぼ同等です。
歯の健康
う蝕（むし歯）の平均治療指数は、小学生で0.46、中学生で0.73でした。全国平均（小学生0.51、中学生0.81）と比較すると、鳥取県の方が良好な結果となっています。
その他の関連情報
今回の調査では、学校保健の課題についても触れられています。
- 学校給食の残量が多く、食品ロスの問題が指摘されています。
- 体育の授業の時間が確保できていない学校があります。
- 教職員の過重労働が問題となっています。
鳥取県は、これらの課題に対処するため、学校保健の充実を図ると表明しています。
今後の展開
鳥取県は、今回の調査結果を踏まえ、学校保健の施策をさらに充実させていく予定です。
県民の健康増進と、児童生徒の健やかな成長のため、継続的な取り組みに期待が集まります。
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