埼玉県、手足口病の流行警報を解除
埼玉県は2024年12月18日午前5時、手足口病の流行警報を解除しました。
流行状況
埼玉県では、2024年に入ってから手足口病の患者数が急増していました。11月頃をピークに、週あたり約500人以上の患者が発生し、流行警報が発令されていました。
しかし、その後患者数は徐々に減少に転じ、直近の1週間では週あたり約100人未満にまで減少しました。
流行警報解除の理由
患者数の減少が持续していること、また、重症化する患者も確認されなかったことを踏まえ、埼玉県は流行警報を解除することにしました。
手足口病とは
手足口病は、エンテロウイルスというウイルスによって引き起こされる感染症です。主に夏から秋にかけて流行します。
主な症状は、手足と口に水ぶくれを伴う発疹が出ることです。その他に、発熱、のどの痛み、食欲不振などの症状が出ることもあります。
予防方法
手足口病は、飛沫感染または接触感染によって広がります。予防するには、以下のような対策が有効です。
- 手洗いをこまめに行う
- うがいをする
- 人混みや感染者のいる場所を避ける
- 咳やくしゃみをする際はハンカチやティッシュで口鼻を覆う
- 感染した場合は、登校や登園を控える
重症化のリスク
ほとんどの場合、手足口病は軽症で済む病気ですが、まれに重症化するリスクがあります。特に注意が必要なのは、以下のような方です。
- 生後6か月未満の乳幼児
- 免疫力の弱い方
- 妊婦
重症化すると、髄膜炎や脳炎を引き起こすことがあります。発熱やけいれん、意識障害などの症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。
関連情報
- 埼玉県衛生研究所：手足口病流行状況（ www.pref.saitama.lg.jp/a0108/shokuhinanzen/tegashikugu/#anchor01 ）
- 国立感染症研究所：手足口病（ www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/hfmd/index.html ）
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