全国瞬時警報システムの全国一斉情報伝達試験、3回目を実施
消防庁は、2024年12月17日午前1時に全国瞬時警報システムによる全国一斉情報伝達試験の第3回を実施しました。
目的
この試験の目的は、次のとおりです。
- 瞬時警報システムの全国的な通信網の安定性と信頼性を確認する。
- 地方公共団体や民間事業者による情報伝達の準備体制を確認する。
- 国民の防災意識を高める。
試験内容
試験では、次のような情報が全国瞬時に伝達されました。
- 震度5強の地震が震源地で発生した（想定）
- 震源地は〇〇県〇〇市
- 津波の発生の恐れがある（想定）
試験結果
この試験の結果、次のとおりです。
- 全国約5,000カ所の観測点のうち、約99.9%の観測点で情報が正しく受信されました。
- 情報伝達の遅延は、平均で約1.5秒でした。
- 地方公共団体や民間事業者による情報伝達の準備体制は、おおむね良好でした。
関連情報
この試験は、2023年7月の豪雨災害で甚大な被害が出たことを受け、瞬時警報システムのさらなる強化を目指して実施されました。瞬時警報システムは、震度5強以上の地震や津波などが発生した際に、全国約5,000カ所の観測点を通して情報を瞬時に伝達するシステムです。
情報を受信すると、国民はテレビ、ラジオ、防災アプリ、自治体からのメールなどを通じて地震や津波に関する情報を迅速に得られます。この試験は、災害時の迅速な情報伝達体制を確保し、国民の安全を守るために不可欠です。
まとめ
全国瞬時警報システムの全国一斉情報伝達試験第3回は、高い成功率で実施されました。この結果は、災害時の情報伝達体制の信頼性向上に貢献し、国民の防災意識向上にもつながります。今後、消防庁は引き続きシステムの強化を行い、国民の安全確保に努めていきます。
全国瞬時警報システム全国一斉情報伝達試験（第３回）の結果について
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