「幻の安土城」復元へ新たな発見
滋賀県は、2024年12月17日に「『幻の安土城』復元プロジェクト・特別史跡安土城跡調査整備事業」における最新の発掘調査成果を発表しました。
本丸への通路遺構が明らかに
令和6年度の発掘調査では、安土城の本丸に通じる「本丸取付台」の建物遺構が確認されました。この遺構は、本丸の東側に位置し、長さ約15メートル、幅約7.5メートルで、東西に石組みの基壇が築かれています。
基壇の上には、柱を並べた跡が確認されており、この建物は、本丸へ上がるための通路として使用されていたと考えられています。
また、遺構内からは瓦片や金箔片などの遺物が多数出土しました。これらの遺物は、当時の安土城の壮麗さを物語っています。
復元プロジェクトの進展
この発見は、「幻の安土城」復元プロジェクトにおける重要な進展となります。本丸取付台は、安土城の主要な構造物の1つであり、その遺構の確認により、当時の城の姿をより具体的に想像できるようになりました。
現在、滋賀県では、安土城の復元に向けて、天主台の建設などが進められています。このプロジェクトにより、かつての織田信長の居城が現代によみがえることになります。
安土城の概要
安土城は、織田信長によって1576年に築城された城です。比叡山の麓に築かれ、当時は日本最大の規模を誇る城郭建築でした。しかし、本能寺の変の後に焼失し、現在は石垣や土塁の一部が残るのみとなっています。
復元プロジェクトの完成後は、安土城は再び滋賀県のシンボルとなり、歴史と文化を伝える貴重な遺産として活用されることが期待されています。
「幻の安土城」復元プロジェクト・特別史跡安土城跡調査整備事業「本丸取付台の建物遺構が明らかに！～令和6年度発掘調査（天主台周辺地区）成果の公表」
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滋賀県が2024-12-17 08:00に『「幻の安土城」復元プロジェクト・特別史跡安土城跡調査整備事業「本丸取付台の建物遺構が明らかに！～令和6年度発掘調査（天主台周辺地区）成果の公表」』を公開しました。このニュースを関連情報を含めて優しい文章で詳細な記事を書いてください。
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