富山大学、妊婦の座位時間に関する調査結果を発表
2024年12月9日（月）、富山大学は「日本人女性の妊娠前後の座位行動の実態と妊娠中の座位時間に関連する要因：エコチル調査」と題する研究結果を発表しました。
調査の概要
この調査は、環境要因と子どもたちの健康を調査する「エコチル調査」の一環として実施されました。2011年から2014年の間に、富山県在住の妊婦1,132人を対象に、妊娠前後の座位時間を質問紙調査で調べました。
調査結果
調査の結果、妊婦の妊娠中の座位時間は平均で1日6.5時間であることがわかりました。また、妊娠前と妊娠中の座位時間に変動はなく、妊娠前後の座位時間に強い相関関係があることが明らかになりました。
さらに、妊娠中の座位時間を増やしていた妊婦は、以下のような特徴がある傾向にあることがわかりました。
- 年齢が高い
- 体重増加率が高い
- 喫煙者または受動喫煙者である
- 社会経済的地位が低い
要因の検討
これらの要因について検討した結果、妊娠中の座位時間と関連していたのは、年齢と社会経済的地位であることがわかりました。
意義
この研究は、妊娠中の座位時間が妊婦の健康に影響を与える可能性があることを示唆しています。妊娠中の座位時間を減らすことが、妊婦の健康状態を改善する可能性があると考えられます。
関連情報
富山大学によるプレスリリース： www.u-toyama.ac.jp/topics/news/202412090500.html
日本人女性の妊娠前後の座位行動の実態と妊娠中の座位時間に関連する要因：エコチル調査
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