中部電力、SF6ガス不使用機器を国内初採用
中部電力は2024年12月9日、275kV以上の単体遮断器に国内で初めてSF6ガスを使用しない機器を採用すると発表しました。
SF6ガスとは
SF6ガスは、電力機器の絶縁に用いられる無色無臭の気体で、高い絶縁性と消弧能力を有しています。しかし、SF6ガスは地球温暖化ポテンシャル（GWP）が二酸化炭素の23,500倍と非常に高く、温室効果ガスの削減が求められています。
国内初採用
中部電力は、SF6ガス不使用機器を275kV以上の単体遮断器に国内で初めて採用します。この遮断器は、碍子（がいし）の絶縁に窒素ガスの絶縁材と特殊なシリコーンゴムを採用したことで、SF6ガスを使用せずに高い絶縁性能を実現しています。
2050年カーボンニュートラルの実現へ
中部電力は、2050年までにカーボンニュートラル（温室効果ガス排出ゼロ）の実現を目指しています。今回のSF6ガス不使用機器の採用は、温室効果ガスの排出削減に貢献し、カーボンニュートラル実現に向けた重要な取り組みとなります。
関連情報
- 中部電力プレスリリース：https://www.chuden.co.jp/corporate/press/2024/2786447_2901.html
- SF6ガスの削減に関する環境省資料：https://www.env.go.jp/earth/ondanka/sf6/
2050年カーボンニュートラルの実現に向けたSF6ガスを使用しない機器の採用について 275kV以上の単体遮断器へ国内初採用
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