新潟県、令和6年度ツキノワグマの肉（県の出荷・検査方針に基づくもの）の放射性物質検査結果について

新潟県、ツキノワグマ肉の放射性物質検査結果を発表

新潟県は2024年12月9日、2024年度に県内のツキノワグマの肉について実施した放射性物質検査の結果を発表しました。

検査結果

検査されたツキノワグマの肉サンプル100件中、すべてのサンプルで国の基準値を下回る放射性セシウムが検出されました。具体的には、検出されたセシウム134と137の合計値は、基準値である100ベクレル/キログラムを大きく下回る0.1～1.4ベクレル/キログラムでした。

検査の目的

この検査は、2011年の福島第一原子力発電所事故を受け、県民の健康と安全を確保することを目的として実施されました。検査により、ツキノワグマの肉が安全に消費できることが確認されました。

背景

福島第一原子力発電所の事故により、放射性物質が環境に放出されました。これを受け、新潟県では2011年から継続してツキノワグマの肉を検査しています。これまでの検査でも、基準値を下回る放射性物質しか検出されていません。

関連情報

新潟県のツキノワグマ肉放射性物質検査結果のプレスリリース：https://www.pref.niigata.lg.jp/press/attach/22491/22491.pdf
国の放射性物質基準値：https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/dl/090306-01.pdf
福島第一原子力発電所事故：https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/situation/index.html

結論

新潟県のツキノワグマの肉は、放射性物質に関する国の基準値を大きく下回り、安全に消費できることが確認されました。県では今後も定期的に検査を実施し、県民の健康と安全を守り続けていきます。