2024年12月2日
人権局長がジョージア当局に基本的人権の保護を要請
国連人権局長官フォルク・ケルツァー氏は12月2日、ジョージア当局に対し、言論の自由と報道の自由の保護を強化するよう強く求めました。
ケルツァー氏は、ジョージアの首都トビリシで行われた記者会見で、最近逮捕された野党指導者ニカ・メリアの事件について懸念を表明しました。メリア氏は大規模な抗議運動を扇動したとして告発されており、自宅軟禁を拒否したとして逮捕されました。
ケルツァー氏は、基本的人権と法の支配はすべての民主主義社会の基盤であると述べました。彼は、反対意見を弾圧する行為は、ジョージアに「有害なもの」になると警告しました。
人権局長はまた、ジョージアの抑圧的なメディア環境についても懸念を表明しました。同氏は、政府がメディアをコントロールしようとする試みは、情報へのアクセスと報道の自由に不可欠だと述べました。
ケルツァー氏はジョージア当局に対し、メリア氏の釈放、言論と報道の自由の保護、野党の弾圧の停止を要請しました。同氏はまた、同国が国内の状況を改善するために国際社会と協力するよう促しました。
関連情報:
- ニカ・メリア氏は野党の統一国民運動の党首。同氏は2020年議会選挙の結果に抗議し、議会ビルの占拠を煽ったとして告発されている。
- ジョージアは言論の自由が低下しているとの批判に直面している。国境なき記者団（RSF）の2022年の世界報道自由度ランキングでは、ジョージアは166位にランクされている。
- ジョージア政府は、メリア氏の逮捕は法の支配の維持のためであると主張している。同国はまた、反対意見を弾圧したり、メディアをコントロールしようとしたりしていないと述べている。
Rights chief calls on Georgian authorities to protect basic freedoms
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