ニュージーランドからの家きん・家きん肉輸入一時停止
農林水産省は2024年12月2日、ニュージーランドからの生きた家きん、家きん肉、およびそれらを使用した製品の輸入を一時停止すると発表しました。
経緯
ニュージーランドでは、ニュージーランド鳥インフルエンザ（NAI）という鳥インフルエンザの亜種が確認されました。この亜種は、家きんに高い病原性を持ち、迅速に拡散する可能性があります。
措置の内容
この措置は、日本の家きん産業をNAIから守るために講じられます。具体的には、以下のものが輸入禁止となります。
- ニュージーランドからの生きた家きん（鶏、七面鳥、アヒル、ガチョウなど）
- ニュージーランド産の家きん肉
- ニュージーランド産の家きん肉を使用した製品（加工肉、卵、羽毛など）
その他の関連措置
輸入一時停止に加えて、農林水産省は以下のような追加措置も講じています。
- ニュージーランドからの人と物の移動を監視し、NAIの侵入を防ぐ。
- 日本国内の家きん農場と屠畜場を調査し、NAIの有無を確認する。
- 家きん農家に対して、衛生管理の強化と野鳥との接触を避ける対策を指導する。
消費者への影響
この措置は、輸入されるニュージーランド産の家きん・家きん肉に依存している消費者や事業者に影響を与える可能性があります。ただし、農林水産省は、国内で生産された家きん・家きん肉で代替することを推奨しています。
今後の見通し
ニュージーランドでのNAIの状況が改善するまで、輸入一時停止措置は継続されます。農林水産省は、ニュージーランド当局と緊密に連携し、事態の推移を監視していきます。
ニュージーランドからの生きた家きん、家きん肉等の輸入一時停止措置について
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