ファンケル、東京証券取引所から上場廃止
日本取引所グループは、ファンケル株式会社（証券コード: 4921）が東京証券取引所の市場第一部（現プライム市場）から上場廃止されると発表しました。上場廃止日は2024年11月29日（金）です。
理由
ファンケルは、2023年6月28日開催の臨時株主総会で、会社分割（簡易吸収分割）を実施することを決議しました。この分割により、同社の事業は新設分割会社「株式会社ファンケル分割準備」に承継されます。
会社分割後、存続会社のファンケルは、事業内容が大幅に縮小することとなり、上場基準を満たさなくなるため、上場廃止が申請されました。
影響
上場廃止に伴い、ファンケルの株式は東京証券取引所での取引が停止され、投資家は株式を売却できなくなります。株式の売却を希望する投資家は、2024年11月29日までに市場外取引（店頭取引）を利用する必要があります。
関連情報
- 日本取引所グループの発表：https://www.jpx.co.jp/listing/deli/20231011-01.pdf
- ファンケルのプレスリリース：https://www.fancl.co.jp/release/2023/pdf/2023101101.pdf
背景
ファンケルは、自然派化粧品や健康食品の製造・販売を行う企業です。近年、競争の激化や原材料費の高騰により、業績が低迷していました。会社分割の実施は、経営の効率化や事業の再構築を図ることを目的としています。
[上場会社情報]上場廃止銘柄一覧のページを更新しました（（株）ファンケル）
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