三菱マテリアル、チリ国Mantoverde銅鉱山の硫化鉱設備竣工式について

三菱マテリアル、チリ・マントベルデ銅鉱山の硫化鉱設備が完成

三菱マテリアル株式会社は、2024年11月29日に、チリ共和国コピアポ州にあるマントベルデ銅鉱山の硫化鉱設備の竣工式を開催しました。

硫化鉱設備について

硫化鉱設備は、銅の精製過程において、硫化鉱石を分解して銅濃縮物を製造するための施設です。この設備は、三菱マテリアルが独自に開発した技術を採用しており、高効率かつ環境に配慮した操業が可能です。

設備の処理能力は、銅濃縮物換算で年間25万トンで、マントベルデ銅鉱山産出の硫化鉱をすべて処理する予定です。

マントベルデ銅鉱山

マントベルデ銅鉱山は、三菱マテリアルが50.1％、三井物産が49.9％を出資する共同事業です。鉱山はチリ北部のアタカマ砂漠に位置し、銅鉱石と金および銀を産出しています。

完成の意義

硫化鉱設備の完成により、マントベルデ銅鉱山は、従来の大規模露天掘削から、より効率的で環境に優しい地下採掘への移行が可能になります。また、設備の処理能力の向上により、銅生産量の拡大が見込まれています。

三菱マテリアルは、本設備の完成を、銅事業における成長戦略の重要な節目と位置付けており、今後もチリにおける事業拡大に注力していくとしています。

関連情報

• 三菱マテリアル株式会社：https://www.mmc.co.jp/
• マントベルデ銅鉱山：https://www.mantoverde.cl/

チリ国Mantoverde銅鉱山の硫化鉱設備竣工式について

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