福岡市のダムが2024年11月29日に緊急事態
福岡市は2024年11月29日0時、公式ウェブサイトに「きょうのダム状況（テキスト版）」を発表し、市内を流れる那珂川や御笠川などの主要ダムの貯水率が著しく低下し、緊急事態に陥っていることを明らかにしました。
貯水率の低下
福岡市が発表したダムの貯水率は次のとおりです。
- 多々良（たたら）ダム：20％（通常時55％）
- 七隈ダム：25％（通常時60％）
- 御笠川ダム：30％（通常時75％）
原因
この深刻な貯水率の低下は、異常な乾燥と降水量の減少が原因とされています。 福岡市では今年、観測史上最も乾燥した月を記録しており、降水量は例年の約半分にとどまっています。
影響
ダムの貯水率低下は、福岡市の水供給に重大な影響を与える可能性があります。
- 断水の可能性：貯水率がさらに低下した場合、市は断水を実施することを検討せざるを得なくなります。
- 農業への影響：ダムの水は農業にも利用されており、貯水率低下は作物の生育に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 生態系への影響：ダムは水生生物の重要な生息地であるため、貯水率低下は生態系に影響を与える可能性があります。
対策
福岡市は、この危機に対処するために、いくつかの対策を講じています。
- 節水キャンペーン：市民に節水対策の徹底を呼びかけています。
- 水の確保：近隣の自治体や民間企業と協力して、追加の水源の確保に取り組んでいます。
- 貯水池の拡大：既存のダムの貯水池を拡大することを検討しています。
今後の見通し
福岡市は、貯水率の低下が今後数週間続く可能性が高いと予測しています。市民は、節水対策を徹底し、今後の状況に備えることが重要です。
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