熊本県、2024年度学校保健統計調査を実施
熊本県は、2024年11月27日午前8時に「令和5年度 学校保健統計調査（確報）」を公開しました。この調査は、県内の公立小・中学校と特別支援学校を対象に実施され、児童・生徒の健康や保健指導に関するデータを収集したものです。
調査結果
調査によると、県内の児童・生徒の平均身長と体重は、全国平均とほぼ同水準で推移しています。また、肥満児（身体マス指数が30以上）の割合は、小学生で4.5%、中学生で6.4%と、全国平均を上回っています。
健康に関する意識では、朝食を毎日食べる生徒の割合が小学生で80.9%、中学生で68.7%と、全国平均より高い傾向が見られます。一方で、睡眠時間が7時間未満の生徒の割合は、小学生で26.9%、中学生で48.9%と、全国平均を下回っています。
保健指導については、ほとんどの学校で、歯磨き指導、喫煙 prevention 教育、食に関する指導が行われています。また、本年度からは、新型コロナウイルス感染症に関する指導が新たに実施されています。
関連情報
- 調査対象：熊本県内の公立小・中学校、特別支援学校
- 調査時期：2024年4月1日時点
- 調査項目：身長、体重、肥満児割合、朝食摂取状況、睡眠時間、保健指導に関する事項など
背景
この調査は、児童・生徒の健康状態や健康行動を把握し、効果的な保健指導の推進に活用することを目的として実施されています。令和5年度の調査からは、肥満児の割合の上昇や睡眠時間の不足傾向など、児童・生徒の健康上の課題が明らかになっています。
熊本県では、これらの課題に対して、学校と保健所が連携して、適切な指導や支援を行うとともに、肥満予防や睡眠改善のための取り組みを推進していくとしています。
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