住友商事、カタールで発電造水事業を開始
住友商事は、カタール送電水道公社（KAHRAMAA）と、合計2億ドル相当となる発電造水事業に関する長期売電売水契約を締結し、2024年11月26日より事業を開始しました。
事業概要
この事業は、カタール西部のアル・ハールにある発電所と造水施設を建設・運営するもので、次のような特徴があります。
- 発電能力：1,200メガワット（MW）
- 造水能力：13万立方メートル/日
発電所では天然ガスを利用して発電を行い、その排熱を造水施設の淡水化プロセスに使用することで、エネルギーを効率的に利用します。
契約期間
長期売電売水契約は、25年間の期間で締結されています。住友商事は、この期間中、KAHRAMAAに発電した電力を供給し、造水した淡水を販売します。
関連情報
- 発電所建設: 住友商事のグループ会社である住友商事電力株式会社が建設を担当します。
- 造水施設建設: 住友商事のグループ会社である住友商事環境株式会社が建設を担当します。
- 発電所の運転・保守: 住友商事は、カタール電力会社と合弁会社を設立し、発電所の運転・保守を担当します。
- 造水施設の運転・保守: 住友商事は、カタールのエネルギー会社であるヴォダフォン・カタールと合弁会社を設立し、造水施設の運転・保守を担当します。
意義
この事業は、急速に成長するカタールのエネルギー需要と水需要への対応を支援します。また、住友商事にとっても、中東における発電・造水事業の拡大を図る上で重要なプロジェクトとなります。
カタールにて発電造水事業を開始 カタール送電水道公社と長期売電売水契約を締結
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