バーゼル銀行監督委員会の議事要旨が公開
2024年11月25日午前8時、金融庁は「バーゼル銀行監督委員会による議事要旨の公表について」というプレスリリースを発表しました。
背景
バーゼル銀行監督委員会（BCBS）は、世界の中央銀行や銀行監督当局で構成される国際機関です。金融業界の健全性と安定性を確保することを目的に、銀行の規制に関する国際基準を設定しています。
議事要旨の内容
今回公表された議事要旨は、2024年9月12～13日に開催されたバーゼル銀行監督委員会の第106回会議の内容をまとめたものです。主な議題を以下に示します。
- バンク・フォール・レゾリューションの損失負担メカニズムに関する最終化
- 気候関連財務リスクに関する進行中の作業
- 国際的な銀行業務の監督原則の見直し
- 金融包摂性の促進
バンク・フォール・レゾリューション
バンク・フォール・レゾリューションとは、金融危機時に失敗した銀行を処理するための枠組みです。議事要旨では、損失負担メカニズムの最終化が議論されました。これは、銀行債権者の損失を負担する順序を定めるものであり、システム全体のリスクを軽減することを目的としています。
気候関連財務リスク
バーゼル銀行監督委員会は、気候変動が金融システムに及ぼす影響を認識しています。議事要旨では、気候関連財務リスクに関する進行中の作業が議論されました。この作業には、気候関連リスクの測定と管理のための基準の開発が含まれます。
その他の議題
議事要旨では、国際的な銀行業務の監督原則の見直しや、金融包摂性の促進に関する議論も取り上げられています。
関連情報
- 金融庁のプレスリリース：https://www.fsa.go.jp/news/24/ginkou/20241125.html
- バーゼル銀行監督委員会のウェブサイト：https://www.bis.org/bcbs/
バーゼル銀行監督委員会による議事要旨の公表について掲載しました。
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