福島県、除去土壌等の保管状況を公開
福島県は2024年11月17日、東京電力福島第一原子力発電所の事故により発生した「除去土壌等」の保管状況を公開しました。
除去土壌等とは
除去土壌等は、汚染除去作業で発生した土壌やコンクリートくずなどの放射能汚染物質を含んだ廃棄物のことです。
保管状況
福島県によると、現在、県内には約300万立方メートルの除去土壌等が保管されています。このうち、約200万立方メートルは、大熊町、双葉町、浪江町の「中間貯蔵施設」に保管されています。残りの約100万立方メートルは、各市町村の「仮置き場」に保管されています。
最終処分場の検討
福島県は、除去土壌等の最終処分の方法について検討しています。現在、候補地として、大熊町の「双葉広域処理センター」と浪江町の「浪江広域処理センター」が検討されています。
住民への情報提供
福島県は、除去土壌等の保管状況に関する情報を住民に提供しています。県庁や町村役場などでパンフレットや資料を配布しているほか、ウェブサイトでも公開しています。
安全確保のための取り組み
福島県は、除去土壌等の安全確保のため、次のような取り組みを行っています。
- 定期的な放射線量の測定
- 浸出水対策（汚染物質が地下水に溶け出すのを防ぐ）
- 防護柵や監視カメラの設置
関連情報
- 福島県 除去土壌等の保管状況
- www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/220540.html
- 原子力規制委員会 除去土壌等の最終処分
- www.nsr.go.jp/archives/jishinsai/josetsu_dosho.html
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