北海道電力の泊発電所における放射性気体廃棄物測定装置のソフトウェア更新時の不備
概要
北海道電力は、2024年11月15日に「泊発電所における放射性気体廃棄物測定装置のソフトウェア更新時の不備について」というお知らせを公開しました。
不備の内容
この不備は、放射性気体廃棄物測定装置のソフトウェアを更新した際に発生しました。更新作業の際、測定値を算出する計算式に不備があり、実際の測定値よりも低い値で測定してしまうという不具合が発生しました。
影響
この不備により、2023年11月17日から2024年11月14日まで測定した放射性気体廃棄物の濃度が、実際の値よりも低く表示されていました。このため、一部の測定値が規制値を下回っていることが判明しました。
原因
この不備の原因は、ソフトウェア更新作業を担当した技術者が計算式を誤りに入力したこととされています。
対策
北海道電力は、次の対策を実施しました。
- 計算式の不備を修正したソフトウェアの再更新
- 過去に測定したデータの再計算
- 規制値を超過した測定値の有無の確認
規制値を超える測定値の有無
再計算の結果、この不備による影響で規制値を超過する測定値はありませんでした。
その他
北海道電力は、この不備の発生を重く受け止め、再発防止策を講じるとしています。また、原子力規制委員会にもこの件について報告しています。
関連情報
- 北海道電力のお知らせ：https://www.hepco.co.jp/info/news_release/20241115_01.html
- 原子力規制委員会の発表：https://www.nsr.go.jp/data/000720551.pdf
［お知らせ］泊発電所における放射性気体廃棄物測定装置のソフトウエア更新時の不備について
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