宮城県で確認された高病原性鳥インフルエンザ、7例目の遺伝子解析でNA亜型が確定
2024年11月14日、農林水産省は、宮城県大崎市で確認された高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜（7例目）の遺伝子解析の結果、NA亜型がH5N1亜型であることが確定したと発表しました。
遺伝子解析の結果
ウイルス検体は、宮城県大崎市の養鶏場で死亡した鶏から採取されました。遺伝子解析の結果、ウイルスのH（ヘマグルチニン）遺伝子はH5亜型、N（ノイラミニダーゼ）遺伝子はN1亜型であることが判明しました。
NA亜型の確定
当初、このウイルスはH5亜型と推定されていましたが、正式にはNA亜型の特定が必要でした。今回の遺伝子解析によって、NA亜型がN1であることが確定しました。
H5N1亜型の危険性
H5N1亜型は、家禽に高い病原性を示す高病原性鳥インフルエンザウイルスです。この亜型は、家禽に大きな被害をもたらす可能性があり、他の鳥類や人間にも感染する可能性があります。
これまでの経緯
宮城県では、2024年11月9日に高病原性鳥インフルエンザが発生し、3例目の感染が確認されました。その後、11月11日に4例目、13日に5例目と6例目が確認されています。
対応策
農林水産省は、感染拡大防止のため、下記の対策を講じています。
- 感染鶏の殺処分
- 発生農場の消毒
- 移動制限
- 監視の強化
関連情報
- 農林水産省：https://www.maff.go.jp/j/shokusan/doshoku/torifu_kansen/
- 世界保健機関（WHO）：https://www.who.int/emergencies/diseases/avian-influenza
- 米国疾病予防管理センター（CDC）：https://www.cdc.gov/flu/avianflu/h5.htm
宮城県で確認された高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜（国内7例目）の遺伝子解析及びNA亜型の確定について
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