鳥取大学、ラムダ型完全ヒト抗体産生マウスの作製に成功
2024年11月13日、鳥取大学は画期的な研究成果である「ラムダ型完全ヒト抗体産生マウスの作製」の成功を発表しました。
抗体医薬品のシーズ探索に期待
抗体医薬品は、がんや自己免疫疾患などのさまざまな病気の治療に用いられる重要な薬物です。しかし、従来の抗体医薬品はマウスなどの動物由来の抗体を使用しており、副作用や免疫反応を引き起こす可能性がありました。
完全ヒト抗体
今回の研究では、鳥取大学の研究チームが、人間の免疫系の重要な構成要素であるラムダ鎖を産生する完全ヒト抗体を産生するマウスを開発しました。これにより、副作用や免疫反応のリスクを低減した抗体医薬品の開発が可能になります。
作製方法
研究チームは、人間のラムダ鎖遺伝子をマウスのゲノムに導入し、ヒトのラムダ鎖を生産できるマウスを作成しました。さらに、ヒトの重鎖遺伝子も導入し、これらのマウスが完全ヒト抗体を産生できるようにしました。
今後の展開
この画期的な技術により、新しい抗体医薬品のシーズ探索が加速することが期待されています。鳥取大学は、この技術を製薬会社と共同研究し、より効果的で安全な抗体医薬品を開発していく予定です。
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ラムダ型完全ヒト抗体産生マウスの作製に成功～新規抗体医薬品シーズの探索に期待～
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