令和5年の火災状況、過去10年で最も低い水準に
消防庁が発表した令和5年の火災状況（確定値）によると、全国で発生した火災件数は13,468件で、前年比1,280件（8.7％）減少しました。これは、過去10年間で最も低い水準です。
この減少傾向は、住宅用火災警報器の設置義務化や建物の耐火構造の向上などの火災予防対策の充実が要因とみられています。
住宅火災は減少、電気火災は増加傾向
火災の種類別では、住宅火災が前年比15.0％減の9,065件と大幅に減少しました。一方で、電気火災は6.5％増の1,332件となり、増加傾向が続いています。
住宅火災の減少は、住宅用火災警報器の普及や消防設備の充実などが貢献しているとみられます。一方、電気火災の増加は、電子機器の普及や電気設備の老朽化が背景にあると考えられています。
主な原因はたばこやこんろの不注意
火災の原因別では、こんろの不始末が2,473件（18.4％）で最も多く、次いでたばこの不始末が2,195件（16.3％）となっています。
消防庁では、たばこのポイ捨てやこんろの消し忘れに注意を呼びかけ、火災予防の意識向上を図っています。
死者数は過去最少、負傷者数は減少
令和5年の火災による死者数は140人で、過去最少を記録しました。負傷者数も前年比12.3％減の1,619人となりました。
火災による死者の減少は、住宅用火災警報器の普及や初期消火活動の迅速化などが寄与しているものとみられます。
令和５年（１月～12月）における火災の状況（確定値）（令和６年11月８日）
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消防庁が2024-11-08 05:00に『令和５年（１月～12月）における火災の状況（確定値）（令和６年11月８日）』を公開しました。このニュースを関連情報を含めて優しい文章で詳細な記事を書いてください。
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