新潟市が水俣病認定申請処分に対する市長コメントを発表
新潟市は2024年11月8日朝、水俣病認定申請の処分について新潟市長のコメントを発表しました。
申請概要
新潟市の住民4人が、新潟俣市で発生した水俣病の被害者として認定を求めて厚生労働省に申請を行っていました。申請は2022年3月16日に受理されました。
処分の内容
厚生労働省は、2024年11月7日に申請を却下する処分を下しました。処分では、申請者の症状が水俣病の特徴である神経症状に限定されていないこと、新潟市で水俣病が発生したことの証拠が不十分であることなどが理由として挙げられました。
市長コメント
新潟市長は処分の結果を受け、以下のようにコメントを発表しました。
- 「申請者の苦しみを思うと、残念でなりません。」
- 「新潟市としては、今後も申請者の支援を継続し、認定に向けた取り組みを行っていきます。」
- 「水俣病の被害の実態を明らかにし、二度と同様の惨事が起こらないようにすることが重要です。」
市の対応
新潟市は、今回の処分を不当として異議申し立てを行う方針です。また、申請者の支援として、医療費や生活支援金の支給などを継続します。
水俣病
水俣病は、メチル水銀が原因で起こる神経系疾患です。1950年代に熊本県水俣市で発生し、多くの被害者を出しました。新潟市では水俣病は発生していませんが、申請者は新潟俣市産の魚介類を摂取したことが原因で水俣病を発症したと主張しています。
関連情報
- 新潟市による市長コメントの全文：https://www.city.niigata.lg.jp/kankyo/mizumataihan/20231108075424439.html
- 厚生労働省による処分の概要：https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000113382.pdf
令和6年11月8日 水俣病認定申請に係る処分に対する新潟市長コメント
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