中国電力、島根原発の不適合情報（10月前半）を公開
中国電力は、島根原子力発電所における10月前半の不適合情報を公開しました。
不適合情報
- 発生日： 2024年10月5日
- 不適合の種類： 制御棒駆動装置の不具合
- 影響： 原子炉の自動停止
詳細
制御棒駆動装置は、原子炉の反応度を制御するために制御棒を上下させる装置です。不具合が発生したのは、原子炉1号機の制御棒駆動装置の一部でした。
不具合により、制御棒が完全に挿入されず、原子炉の反応度が上昇する恐れがありました。そのため、原子炉1号機は自動的に停止しました。
中国電力はすぐに点検を行い、不具合の原因を特定して修理しました。また、運転員の対応にも問題がなかったことを確認しました。
影響
今回の不適合事象により、原子炉1号機は停止しましたが、発電所全体の安全上に影響はありませんでした。他の原子炉は通常通り運転を続けています。
関連情報
島根原子力発電所は、島根県松江市にある中国電力の原子力発電所です。1号機から4号機まで4基の原子炉を有し、総出力は約360万kWです。
原子炉の不適合事象は、原子炉等規制法に基づいて中国電力から原子力規制委員会に報告されています。
今後の対応
中国電力は、再発防止策を検討し、安全対策に万全を期すとしています。また、原子力規制委員会の検査を誠実に受けるとしています。
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