新潟県、阿賀野市に野鳥監視重点区域を指定
公開日： 2024年11月7日 06:00
新潟県は、2024年10月28日に阿賀野市を中心とする地域を「野鳥監視重点区域」に指定しました。この重点区域は、野鳥の保護と感染症の拡散防止を目的として設けられました。
関連情報
阿賀野市は、新潟県の中北部に位置する市で、阿賀野川河口付近に位置しています。この地域は、シギ・チドリ類やカモ類など、多くの野鳥が飛来する渡り鳥の中継地となっています。
2023年、阿賀野市で高病原性鳥インフルエンザ（HPAI）が確認されました。このウイルスは野鳥に致命的な感染症を引き起こし、家禽産業にも大きな影響を与えます。
重点区域の範囲
重点区域は、阿賀野市の中心部である阿賀野川河口周辺と、周辺の田んぼや湿地帯を含む、約10平方キロメートルの範囲に設定されています。
規制内容
重点区域内では、以下の規制が適用されます。
- 野鳥の捕獲、殺傷、採取の禁止
- 野鳥の餌付けの禁止
- 野鳥を鑑賞する場合は、遠距離から観察すること
- 車両や自転車で湿地帯や田んぼなどに入ることを控えること
- 野鳥の死骸や異常な症状を発見した場合は、速やかに関係機関に報告すること
目的
重点区域の指定は、以下の目的があります。
- ウイルスの拡散を防ぎ、野鳥や家禽の感染リスクを低減する
- 野鳥個体群の健康を保護する
- 地域住民と野鳥との適切な共存を確保する
協力のお願い
新潟県は、地域住民や訪問者の協力をお願いしています。野鳥の保護と感染症の拡散防止にご理解とご協力をいただき、重点区域内の規則を守っていただくよう呼びかけています。
阿賀野市を中心とする野鳥監視重点区域（令和6年10月28日指定）
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