島根県で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜確認
農林水産省が2024年11月5日に発表したところによると、島根県で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されました。
これは、国内で4例目の確認例です。
疑似患畜の状況
- 死亡したニワトリ
- 島根県隠岐郡隠岐の島町内の養鶏場
- 飼育数：約1万羽
遺伝子解析の結果
農林水産省が行った遺伝子解析の結果、確認されたウイルスは、ユーラシア系H5N8亜型と判明しました。この亜型は、これまで国内で確認されたウイルスと同等の病原性を有しています。
NA亜型の確定
さらに、農林水産省はNA（ノイラミニダーゼ）亜型の確定も行いました。その結果、NA亜型はN8であることが判明しました。N8亜型は、これまで国内で確認されたウイルスとは異なる亜型です。
関連情報
- 高病原性鳥インフルエンザとは、野鳥や家禽に感染する感染症です。
- 人への感染例はありませんが、家禽にとっては致死率が高い病気です。
- 鳥インフルエンザウイルスは、人や動物の排泄物、羽毛、飼料などを介して感染します。
- 感染が確認された養鶏場では、家禽の殺処分や消毒などの防除措置が行われます。
農林水産省の対応
農林水産省は、今回の疑似患畜の確認を受け、以下のような対応を実施しています。
- 感染拡大防止のための調査と防除
- 関係機関との連携による情報共有
- 消費者の安全確保のための対応
農林水産省は、引き続き、鳥インフルエンザ対策に万全を期し、家禽の衛生管理や、野鳥との接触防止を呼びかけています。
島根県で確認された高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜（国内4例目）の遺伝子解析及びNA亜型の確定について
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