鹿児島県、令和6年度日米共同統合演習（実動演習）「キーン・ソード25」について

鹿児島県で令和6年度の日米共同統合演習「キーン・ソード25」開催

概要

2024年11月4日、鹿児島県は2023年から2024年にかけて実施される令和6年度の日米共同統合演習「キーン・ソード25」の概要を発表しました。

演習目的

この演習は、日本とアメリカ合衆国の間の防衛協力を強化し、地域の安全保障を確保することを目的としています。具体的には、両国の部隊間の相互運用性を向上させ、連携した作戦能力を向上させることに重点が置かれます。

参加部隊

演習には、陸上自衛隊、航空自衛隊、海上自衛隊、米軍から約10,000名が参加する予定です。陸上自衛隊からは第3師団などが参加予定で、鹿児島県の国分演習場や枕崎演習場などで実動演習が行われます。

内容

演習は、2つの主要なフェーズに分かれています。

訓練フェーズ（2023年11月～2024年3月）：参加部隊は、共同作戦手続き、通信の相互運用性、後方支援の訓練など、共同運用性の向上のための訓練を実施します。
実動演習フェーズ（2024年11月）：訓練の集大成として、陸上、海上、航空での大規模な実動演習が行われます。演習では、海兵上陸作戦、航空作戦、地上攻撃作戦などのシミュレーションが行われる予定となっています。

関連情報

「キーン・ソード」演習は、1986年から毎年実施されている日米共同統合演習です。近年は、中国の軍事的台頭や北朝鮮による核・ミサイル開発などの安全保障環境の変化を受けて、演習の規模や範囲が拡大されています。

鹿児島県では、演習への協力体制を強化するとともに、演習による地域経済活性化にも期待が寄せられています。