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経済産業

東京商工リサーチ、複数のブランドで飲食店を展開していた(株)CSDほか2社が特別清算

飲食店チェーン「CSD」など3社が特別清算へ

東京商工リサーチは2024年11月1日、飲食店チェーンを展開していた株式会社CSDなど3社が東京地方裁判所から特別清算開始決定を受けたと発表しました。

株式会社CSDの事業内容

CSDは2008年に設立された飲食店運営会社です。主に「高田馬場ホルモン」や「煮込みダイニング 渋谷肉横丁」などのブランドで居酒屋やラーメン店を運営していました。

破産の経緯

CSDは新型コロナウイルス感染症の流行により、店舗の休業や客足の減少が経営に大きな打撃を与えました。また、原材料価格の高騰や人件費の上昇も経営を圧迫し、債務超過に陥ったとみられています。

他の2社の概要

CSDの特別清算と同時期に、グループ会社である株式会社アスラントと株式会社RD2も特別清算開始決定を受けました。

  • アスラント: CSDの店舗物件の管理や内装工事を手掛けていました。
  • RD2: CSDの店舗開発や運営支援を行うコンサルティング会社でした。

関連情報

東京商工リサーチによると、CSDの負債総額は約4億円と推定されています。また、同社は2023年11月に東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請していましたが、再生計画案の提出期限内に再生計画案を提出できず、特別清算へ移行しました。

特別清算は、破産手続きの一種で、裁判所の監督の下で会社の財産を現金化し、債権者に分配します。CSDの店舗はすでに閉店しており、再開の可能性はありません。


複数のブランドで飲食店を展開していた(株)CSDほか2社が特別清算

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