KDDI、2025年3月期第2四半期決算について

KDDI、2025年3月期第2四半期決算を発表

2024年11月1日

通信大手のKDDIは、2025年3月期第2四半期（2023年4月～9月）の決算を発表しました。

主要な財務指標

業績の要因

売上高の増加は、モバイル通信サービスや企業向けサービスの堅調な需要によるものです。一方、営業利益と純利益の減少は、原材料費や人件費の上昇によるコスト増が要因です。

事業セグメント

モバイル通信: 売上高は1兆1,109億円（同2.2%増）、営業利益は1,676億円（同1.8%減）でした。スマートフォンの新規契約が好調で、5Gサービスの普及も売上高を押し上げました。
固定通信: 売上高は4,452億円（同0.6%増）、営業利益は581億円（同3.9%減）でした。企業向けのデータ通信サービスが堅調でしたが、個人向けブロードバンドサービスの競争が激化しました。
その他: 売上高は1,288億円（同5.1%増）、営業利益は128億円（同14.4%減）でした。データセンター事業やIoT関連事業が成長しました。

関連情報

KDDIは、大規模通信障害が原因で2023年7月下旬に発生した損失を第2四半期の決算に計上しました。
KDDIは、2025年3月期通期の業績予想を下方修正しました。売上高は1兆8,600億円（従来予想：1兆8,800億円）、営業利益は3,000億円（同3,200億円）、純利益は2,100億円（同2,300億円）の見込みです。

市場の反応

決算発表を受けて、KDDIの株価は東京株式市場で下落しました。投資家は、通期の業績予想の下方修正を懸念しています。