札幌市がウチダザリガニを「特定外来生物」に指定
札幌市は2024年11月1日に、ウチダザリガニを「特定外来生物」に指定すると発表しました。
ウチダザリガニとは
ウチダザリガニは、通常は緑がかった茶色から黒っぽい色のザリガニの一種です。体長は5〜8センチメートルで、アメリカ合衆国原産です。
特定外来生物の指定理由
ウチダザリガニは特定外来生物に指定されました。その理由は以下のとおりです。
- 在来のザリガニ（ミナミヌマエビなど）を捕食し、生態系に悪影響を与える。
- 水田やため池の堤防を掘って破壊し、農業に被害を与える。
- 水草を大量に食べることで水質を悪化させる。
禁止事項
ウチダザリガニの特定外来生物指定に伴い、次のような行為が禁止されます。
- 飼育、譲渡、販売、展示
- 生きたままの国外持ち出し
- 飼育しているものの野外への放出
違反した場合
ウチダザリガニの関連規制に違反した場合は、3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科される可能性があります。
協力のお願い
札幌市では、市民の皆さんに下記の協力をお願いしています。
- 野外で見つけたウチダザリガニを捕獲し、市役所に連絡する。
- ウチダザリガニの飼育や野外への放出をしない。
- 特定外来生物に関する情報を拡散し、啓発活動にご協力いただく。
関連情報
- 札幌市ホームページ（特定外来生物情報）：https://www.city.sapporo.jp/dobutsu/a07/tokushu.html
- 環境省ホームページ（特定外来生物）：https://www.env.go.jp/nature/intro/4doubutsu/index.html
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