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大阪公立大学、医療×中小企業のものづくり! ロボット心臓手術のサポート器機を開発

医療と中小企業が連携してロボット心臓手術のサポート器械を開発

大阪公立大学は、2024年10月31日、大阪市の医療機関と中小企業が連携して、ロボット支援心臓手術をサポートする器械の開発に成功したと発表しました。

背景

心臓手術には高度な技術と、外科医にかかる負担が大きいという課題がありました。そこで、大阪公立大学、大阪市立総合医療センター、中小企業の三者で、負担を軽減し、手術の安全性を向上させるサポート器械の開発に取り組みました。

開発された器械

開発された器械は、ロボットアームに取り付けられた「トロッカー挿入支援ガイド」です。この器械は、胸腔鏡手術で必要なトロッカー(体内に穴を開ける器具)の挿入を、より正確かつ安全に行うことができます。トロッカーの最適な挿入角度や深さを自動的に計算し、ロボットアームを誘導する仕組みになっています。

利点と期待

この器械を使用することで、以下のような利点が期待されます。

  • 手術精度の向上: ロボットアームの誘導により、トロッカーの挿入がより正確に行えるようになり、血管や神経の損傷リスクが低減します。
  • 外科医の負担軽減: トロッカー挿入の手順を簡略化することで、外科医の負担が軽減されます。
  • 手術時間の短縮:トロッカー挿入の時間が短縮されることで、手術全体の時間が短縮できます。

今後の展開

大阪市立総合医療センターでは、この器械を用いたロボット心臓手術の実施を開始しています。臨床試験を経て、実用化を目指していく予定です。また、大阪公立大学と中小企業は、この技術を他の外科領域にも応用することを検討しています。

関連情報

  • 大阪市立総合医療センター:https://www.osaka-saiseikai.jp/
  • 大阪公立大学:https://www.upc-osaka.ac.jp/

医療×中小企業のものづくり! ロボット心臓手術のサポート器機を開発

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