仙台市の震災遺構、荒浜小学校の津波避難施設指定が解除
2024年10月31日、仙台市は「震災遺構仙台市立荒浜小学校」の津波避難施設指定を解除しました。
背景
荒浜小学校は、2011年3月11日の東日本大震災で津波による甚大な被害を受けました。校舎1階は津波に飲み込まれ、児童や教職員74名が犠牲になりました。
その後、小学校は震災遺構として保存され、津波の脅威を後世に伝える教育施設として利用されてきました。被災した校舎1階部分は、津波の威力と当時の状況を伝える貴重な資料として維持されてきました。
しかし、建物の老朽化が進むにつれ、耐震補強など安全対策の必要性が高まっていました。仙台市は検討を重ねた結果、津波避難施設としての指定を解除し、耐震補強などの改修工事を進めることを決定しました。
解除後の対応
津波避難施設指定解除後、荒浜小学校は引き続き震災遺構として保存されます。被災した校舎1階部分の展示内容はそのまま維持され、一般公開も継続されます。
ただし、津波発生時に避難場所としては利用できなくなります。仙台市は近隣に別の津波避難施設を整備する予定です。
関連情報
- 仙台市ホームページ「震災遺構仙台市立荒浜小学校の津波避難施設指定解除について」 www.city.sendai.jp/smph/kurashi/bosai/bosai-kyoikushisetsu/oshirase/241010.html
- 荒浜小学校のウェブサイト www.arahama-e.sendai.jp/
津波避難施設（震災遺構仙台市立荒浜小学校）の指定を解除しました
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