つつが虫病に警戒：福島県が注意喚起を発令
福島県は2024年10月30日午前5時に、「つつが虫病に気をつけましょう」と題して注意喚起を公開しました。
つつが虫病とは
つつが虫病は、つつが虫と呼ばれるダニが媒介する細菌感染症です。ダニはネズミや野鳥に寄生しており、そこから人間に感染します。
症状
つつが虫病の症状は、ダニに刺されてから5～20日後に現れます。主な症状は次のとおりです。
- 発熱
- 頭痛
- 筋肉痛
- 発疹（刺し口を中心に赤い斑点が広がる）
- リンパ節の腫れ
感染経路
つつが虫は、主に草むらや藪などの自然環境に生息しています。感染は、ダニに刺されることで起こります。
予防方法
つつが虫病を予防するには、次のような対策が有効です。
- 草むらや藪に入る際は、肌の露出を避け、長袖・長ズボンを着用する。
- 草むらや藪を歩いた後は、すぐに衣服や体を点検し、ダニがいないか確認する。
- ダニに刺された場合は、無理に引っ張らず、医療機関で処置を受ける。
- ネズミや野鳥の駆除を行う。
治療法
つつが虫病は、抗生物質を服用することで治療できます。早期に治療を開始すれば、ほとんどの場合、完治します。
注意喚起の背景
福島県では、近年つつが虫病の患者数が増加傾向にあります。そのため、県は注意喚起を発令し、県民に予防対策を呼びかけています。
関連情報
- 厚生労働省「つつが虫病」
- 国立感染症研究所「つつが虫病」
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