熱中症による救急搬送、過去最多を更新
消防庁が発表した「令和6年（5月から9月）の熱中症による救急搬送状況」によると、2024年5月から9月までの5カ月間に全国で発生した熱中症による救急搬送数は過去最多の10万2,363件となりました。
前年（令和5年）の同時期の7万5,631件と比較すると、約2万7千件も増加しています。これは、記録的な猛暑が続いたことが大きな要因とみられます。
熱中症による搬送者の年代別の割合は、65歳以上の高齢者が最も多く、全体の4割程度を占めていました。次いで、40代以下の若者や20代の若年層が続いています。
搬送された人の症状としては、脱力感や倦怠感などの軽症が最も多く、次いでめまいやふらつきなどの中等症が続いています。重症で搬送された人は全体の約3％でした。
搬送者のうち、屋外で発症した人は約6割、屋内で発症した人は約4割でした。屋外では運動や作業中、屋内ではエアコンのない環境での長時間の滞在などが主な原因となっています。
熱中症予防の重要性
記録的な猛暑が続く中、熱中症を防ぐために次のことに注意することが重要です。
- こまめな水分補給
- 涼しい服装での外出
- 直射日光を避ける
- エアコンや扇風機などによる室内の温度管理
- 適度な運動や作業
また、高齢者や基礎疾患のある人は特に注意が必要です。周囲の人も、このような人たちの様子に注意を払い、異変を感じたら迷わず救急車を呼びましょう。
令和６年（５月から９月）の熱中症による救急搬送状況（令和６年10月29日）
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消防庁が2024-10-29 05:00に『令和６年（５月から９月）の熱中症による救急搬送状況（令和６年10月29日）』を公開しました。このニュースを関連情報を含めて優しい文章で詳細な記事を書いてください。
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