野生のキノコを採集する際の放射性物質対策
岩手県が注意喚起
岩手県は2024年10月29日、野生のキノコを採集する際に放射性物質濃度にご注意いただくよう呼びかけました。
背景
2011年の福島第一原発事故により、岩手県内の一部地域に放射性物質が放出されました。それ以来、キノコなどの山菜は定期的に検査が行われています。
現在状況
最近の検査の結果、県北部の紫波町と矢巾町で採集されたキノコから、国の基準値を超える放射性セシウムが検出されました。
注意が必要な地域
- 紫波町（上平沢地区）
- 矢巾町（土沢地区）
対策
野生のキノコをこれらの地域から採集する際は、以下の対策を講じてください。
- 採集後は、流水で十分に洗浄する。
- 汚れや変色した部分を取り除く。
- 調理する前に加熱する。
- 採集したキノコを保存する場合は、冷蔵または冷凍する。
摂取量の目安
国の基準値を超えないよう、1日に摂取する野生のキノコの量は、成人男性で約25g、成人女性で約20gです。
その他注意事項
- 子どもや妊婦、授乳中の女性は、これらの地域で採集した野生のキノコを摂取しないでください。
- 地域の避難指示や避難勧告に従ってください。
- 疑問点は、最寄りの保健所または市町村役場にご相談ください。
関連情報
- 岩手県保健福祉部公式サイト：https://www.pref.iwate.jp/kenko/hokenfukushi/kenko_eisei/radioactive/index.html
- 農林水産省公式サイト（野生のキノコの放射性物質汚染情報）：https://www.maff.go.jp/j/kanbo/sinsei/kikaku/risk_management/radioactivitiy/mushroom/
- 厚生労働省公式サイト（食品中の放射性セシウムに関する情報）：https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuhin-anzen/radionuclide/index.html
野生のキノコを安全に楽しむために、これらの対策を遵守し、最新情報をチェックすることが重要です。
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